ものがぼやけたりかすんだりする
この症状はパソコンを長時間使ったあとや、手元の細かい作業をし続けた後などにあらわれやすく、原因の多くは近くを見続け、毛様体の筋肉を酷使したために起こる「疲れ目」です。疲れ目というとついつい軽くみて放置してしまいがちですが、目を十分休養させてそのたびに解消する習慣をつけましょう。そうしないと眼精疲労に慢性的になってしまうことがあります。こうなると単なる疲れ目と違い、首、肩のしつこいこりや頭痛、吐き気など全身のさまざまな症状を伴うほか、「網膜症」などの重い病気を引き起こすこともあるので、日ごろから十分なケアが必要です。
一方目の病気としては、角膜、虹彩、水晶体、硝子体、網膜、視神経のいずれかの異常がかんがえられます。角膜や虹彩の炎症、白内障、硝子体混濁、網膜の病気、視神経の炎症などがあると、かすみ、ぼやけが起こりますが、その代表的なものが白内障です。
また視野の中心部だけがぼやけたり、薄暗く見えたりする場合には「黄斑変性症」や「中心性脈絡網膜症」などの可能性があります。いずれも網膜の中心部に起きる病気で、ぼやけたりかすむといった自覚症状が片側の目から始まることが多いようです。
投稿日:2017年6月11日 カテゴリー:眼の症状