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アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、結膜に異物がついて、それを排除しようとする免疫反応です。アレルギー性結膜炎になると非常にかゆくなります。炎症が強くなると、まぶたがはれぼったくなったり、異物感、のどの痛み、充血などが起こります。まぶたの裏側を見るとブツブツとしたこぶが出来ています。ひどくなると黒目の表面に傷や濁りが出ることもあります。白目が充血して、結膜に水がたまり、浮腫が起こるため白目の部分がぶよぶよに腫れてしまいます。

アトピーの素因を持つ人にしばしば発症することがあり、家族にもアレルギー性皮膚炎、気管支喘息を見ることもあります。あわてる必要はありませんが、ひどくなることもありますので、早めに受診することをお勧めします。

アレルギー性結膜炎にはスギ花粉などが原因で起こる季節性のアレルギー性結膜炎と、季節を問わない通年性のアレルギー性結膜炎とがあります。季節性アレルギー性結膜炎の中では、スギがもっとも多く、次いでカモガヤ、ブタクサとなっています。発症時期は多少の地域差はありますが、スギ花粉が飛散する2~4月下旬、5月からはカモガヤ、秋にはブタクサなどの雑草植物を原因とした3つのピークの時期があります。

治療としては原因が明らかなものはそれを取り除くことが重要です。洗眼や人工涙液などの点眼で目の表面のアレルゲンを洗浄することも効果的です。抗アレルギー作用のある点眼を使用することでかゆみを抑えます。

投稿日:2017年11月19日  カテゴリー:眼の症状