オルソケラトロジーに向いている人
オルソケラトロジーは、以下のような人に向いている治療です。
- 6歳以上で中等度以下の近視、軽度乱視の人
- (適応度数は-4.00Dまでの近視・-1.50D以下の乱視)
- 視力矯正手術に対して心理的、費用的に抵抗がある人
- 裸眼で生活したい方
- 子どもの近視進行を抑制したい保護者
- スポーツ競技を裸眼で行いたい人
- 円錐角膜などの角膜疾患がない人
大人の場合はすでに近視が進んでいるため、近視の進行抑制効果はありません。老眼を自覚する年齢といわれる45歳以上の方がオルソケラトロジーを行うと、手元が見づらくなる可能性もあり、効果を感じられないかもしれません。子どもの場合、オルソケラトロジーの長期継続によって近視の抑制効果が期待できます。より効果を得られやすいようにと考えるなら、近視の進行がゆるやかにおさまる思春期以降(15~18歳)までは治療を継続するのが適切だとされています。しかし、近視の進行によってオルソケラトロジーの適応度数を超えてしまった場合は、治療を中断せざるを得ません。これは、近視の度数が弱い時期に治療を始めることで、防げる可能性があります。
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投稿日:2023年3月19日 カテゴリー:眼の症状