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パソコンから目を守るために

パソコン利用者の目の健康管理については、まだまだ十分な管理ができていません。ドライアイや、眼精疲労、視力低下など、様々な問題が多発している割に、モニターが目にどのような影響を与えるのか、どのような作業環境が必要なのかなど、基本的なことを理解している人は少ないようです。モニター上の文字を長時間にわたって追っていると目の疲れ、かすみ、痛みが現れやすくなるということは、多くの人が体験しています。これは、モニターの仕組みがめにとっては、刺激が強すぎるためです。

パソコンなどのモニター上では、たくさんの小さな点が密集してひとつの文字の形や画像を構成しています。私たちの目には静止画像として見えますが、この小さな点は1秒間に数十回という速さで点滅しています。モニターを見ている間じゅう、網膜の視細胞がこの光の刺激を受け続けなければならないというわけです。強い刺激に反応し続ければ、当然、視細胞は疲れ切ってしまい、同時に脳の疲労も引き起こします。モニターを見ること自体、目やその周辺に計り知れないほどの大きな負担をかけることになるのです。

悪影響を減らすために下記のような工夫をしましょう

・小さすぎる文字を表示するのは避ける

・文字色と背景色のコントラストが強すぎないように調整する

・室内照明の明るさは100ルクス~500ルクス

・乾きを防ぐために室内の湿度は低すぎないようにする

・汚れた空気は目に刺激を与えてしまうので、換気を心掛ける

・画面に周囲の風景や照明が映り込まないように位置を動かす

・目とモニターの位置を50cm以上とる

・1時間の連続作業につき15分程度の休憩をとる

投稿日:2016年6月17日  カテゴリー:眼の症状