ブドウ膜炎
※ブドウ膜炎とは※
茶目の虹彩と言われる部分と、茶目の後ろにある毛様体、目の後ろの方の眼底にある脈絡膜と言われる膜の部分をまとめてブドウ膜と言います。これらの部分は血管や色素を含んだ細胞が多いため、全身の影響を受けやすく、炎症が起きやすいのです。茶目はカメラの絞りのように広がったり、縮んだりして、目の中に入る光の量を調節しています。毛様体は目のピント合わせの調節や目の中の水(房水)を作る働きをしています。脈絡膜は栄養補給や目の中の拡散や、光の吸収を行っています。ブドウ膜の炎症には、ブドウ膜そのものから起こったものと、目の中の他の部位から炎症が波及したものがあります。、
症状はまぶしさや、目の痛み、涙が出たり、かすんで見えたり、白目が充血したりします。また目の奥の方の症状では、虫が飛んでいるように見えることもあります。
ブドウ膜炎はその原因により治療法が異なりますが、一般に軽度の場合、点眼薬にて軽快します。しかし、炎症が何度も起きたり、ほかの目の病気を引き起こすことがあります。またその程度により内服や点滴による治療を要することもあります。