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ヘルペス角膜炎

※帯状疱疹とは

帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルスによる病気で、一度このウイルスに感染するとウイルスは体の神経に潜み、体調を崩したりして弱ってくると、逆にウイルスは元気になり、皮膚に発疹をともなって、出てきます。この発疹は痛みをともなうことと、必ず顔、体の左右どちらかだけに出現し、体の中心線を超えて広がることはないです。目は三叉神経がウイルスに侵されると症状が出てきます。この神経の支配領域は皮膚で言うと、額から上まぶた、鼻先までで、この部位に発疹が出ると、目の方にも症状が出る可能性があります。軽い症状だと結膜の充血、目やに程度ですみますが、角膜にも病変がでてくることもあります。また、目の表面だけでなく奥にまで病変が及ぶこともあり、虹彩毛様体、網膜が侵されることがあります。こうなると視力にも影響することがあります。まれに、発疹を伴わない眼部帯状疱疹ヘルペスもあり、発疹がないからといって、目は大丈夫というわけでもありません。帯状疱疹ヘルペスは免疫機能の衰えている高齢者や全身疾患で治療中の方に発症すると重症になりやすいので、気を付けましょう。

投稿日:2018年3月5日  カテゴリー:眼の症状