乱視の原因
生まれつき角膜がラグビーボールのようにいびつな形をしている正乱視と、表面が凸凹に波打った形状の不正乱視があります。正乱視は、近視や遠視と同じような屈折異常ですが、不正乱視の方は角膜の病気や外傷が原因で起こるものです。角膜の歪みは誰にでもあります。ただし、程度がわずかなうえ、若いうちは調節力があるので、乱視に気づきにくいのです。中高年になって調節力が低下すると、目が疲れるなどの乱視の症状が現れることがあります。
正乱視はメガネで矯正が出来ますが、不正乱視はメガネでは矯正ができません。軽い乱視はちょっと目が疲れる程度なので、とくに不便を感じなければ矯正する必要はありません。しかし、強度の場合はどこを見ても、ピントが合わないため、常時矯正していないと、目に無理がかかり、視力低下が起こります。早めに適切なメガネやコンタクトレンズで矯正しましょう。
投稿日:2018年4月23日 カテゴリー:眼の症状