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乳幼児の視力測定

視力とは、二点を認識する目の能力をいいます。視力表を思い浮かべてもらうと、いくつもの丸い輪があり、上、下、右、左などの一部が抜けた切れ目があります。この切れ目には約束事があり、1.5ミリの幅を持つ直径7.5ミリの輪の一部に1.5ミリの切れ目をつけて、5メートル離れて、この切れ目が確認できればその人の視力は1.0になります。

視力が読めない赤ちゃんや就園前の乳幼児はどのようにして測定するのでしょうか?生まれたばかりの赤ちゃんは、明るいか暗いかぐらいしかわかりません。しかし、1か月もたつと形が分かり、4か月ぐらいには、動くものを追って目を動かすようになります。そして3歳になれば視力測定が出来るようになり、67%が1.0以上の発達を見ます。6歳になれば大人と同じくらいの視力を持つといわれています。ただし、子供は個人差が大きく、視力検査時まわりの環境に影響されやすいので、慣れるまで何回も視力測定をすることがあります。赤ちゃんの確実な視力測定方法は目をフラッシュ光で刺激し、網膜を興奮させ、その刺激が脳に脳波として伝わり、この脳波を合成して赤ちゃんの視力を測定する方法があります。

子供の視力が発達するためには、物を見させ、目を刺激し、脳で正しく理解させ中ればなりません。いかにも見にくそうにしていたり、いつも頭を傾けて物を見るそぶりをしていたら、一度眼科医に相談することをお勧めします。

投稿日:2017年7月25日  カテゴリー:眼の症状