原因を特定できない慢性型の緑内障
直接的な原因がわからないものを「原発性緑内障」とよんでいます。原発性は症状が少しづつ進んでいく「慢性型」と、突然激しい痛みが起きる「急性型」、眼圧が正常なのに緑内障を起こす「正常眼圧緑内障」に分ける事ができます。
じわじわと症状が進んでいく慢性型を、専門的には「開放隅角緑内障」といいます。40~50代の近視の人に多く見られます。このタイプでは「開放隅角」という名前が示すように、房水の排出口がふさがれているわけではありませんが、排出口の手前にあるフィルターの目が詰まっている為、房水がスムーズに排出されません。このため徐々に房水がたまって眼圧が高くなっていくという特徴があります。また、両目の視野が鼻側からかけていくのも特徴です。こうした変化は微妙なもので、目に起こっていることになかなか気づかないという怖さをもっています。
投稿日:2018年6月19日 カテゴリー:眼の症状