涙の役割
涙は乾燥に弱い眼球に潤いを与えると同時に角膜の表面を滑らかにし、また、目に入ってしまった異物を洗い流して殺菌するという大変重要な役目をはたしています。目の各部に栄養を補給する働きもあります。涙を作り出して眼球内に分泌する「涙腺」はまぶたの裏側にあり、ここから分泌された涙は結膜を伝わって目の表面の角膜を潤しながら、やがて役目を終えると通り道である「涙道」を通って鼻やのどに抜けていきます。
涙は単純な成分でできた水滴ではなく、3層構造になっており、外側は、まぶたの裏側にある瞼板腺から分泌される油の層、その下には水の層があり、一番内側が糖、たんぱく質などの栄養分を含むそうになっています。ごく微量の一滴の中に、涙の蒸発を抑える脂分、めに潤いを与える水分、栄養を含んでいます。
投稿日:2016年2月16日 カテゴリー:未分類, 眼の症状