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生活習慣が引き起こす目の病気

※血管障害に深くかかわる

目の病気の要因となる生活習慣病は、高血圧や動脈硬化症など、血液中や血管壁に問題が起こるものです。目にはさまざまな血管や神経が通っています。血管障害があれば目にも障害がおこるというわけです。なかでも目に障害を引き起こすもっとも大きな原因は、動脈硬化を悪化させることと言えるでしょう。動脈硬化は動脈血管に異常が起こる病気です。高血圧や高脂血症、糖尿病など、生活習慣病のいずれにも関係する血管障害でもちろん目の血管も例外ではありません。これらは複雑にからみあう病気です。高血圧の為に動脈硬化が悪化し、また動脈硬化によって血圧が高くなるなど、いずれか一つだけ起こるわけではないことも頭に入れておきましょう。

全身の血管に問題が起こると、目を通る血管や視神経にも支障をきたすことになります。たとえば糖尿病による網膜の血管の異常は、出血や網膜剥離を起こします。「糖尿病網膜症」が進行すると、視力障碍や失明をまねきます。高血圧や動脈硬化では、網膜の血管が破れ「眼底出血」を起こし、血管がつまると「網膜静脈閉塞症」を誘発します。目には脳に直結するたくさんの血管が集まった部分ですから、生活習慣病による障害も起こりやすいのです。くれぐれも注意し、目の健康を守って下さい。

※生活習慣病の予防

目に重大な障害を起こさないためにも、生活習慣病を予防することが大切です。生活習慣病は、遺伝要因、生活習慣要因、環境要因が関連しあっておこります。遺伝要因を持つ人が、良くない食習慣を続ければ、生活習慣病になりやすいのです。予防のためにまずできることは、生活習慣を改善することです。もっとも悪い生活習慣要因とは、栄養のバランスのかたよった食事と、運動不足です。これが肥満やコレステロールの蓄積を助長し、体内環境を悪化させるのです。

体の定期検査を怠らないことと、ときには、自己チェックを行い自分で自分をコントロールすることも必要です。体の健康診断だけでなく目の健康診断も受けたほうがよいでしょう。

投稿日:2017年1月24日  カテゴリー:眼の症状