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目の老化現象「老視」

私たちの目には、近くの物を見るときには水晶体を厚く、逆に遠くの物を見るときには薄くして、つねに網膜上にピントが合うように自動調節する機能があります。しかし、年齢とともにこの「調節機能」は衰え、だんだん近くを見るときに、水晶体を必要なだけ厚くすることが出来なくなってきます。これが近くが見にくい「老眼」の状態です。この異常の原因となる「水晶体の老化」は30代の半ばには始まっており、65歳くらいで進行が止まるまでゆっくりと進行していきます。目の老化は徐々に進むため、「ここから老眼」というはっきりとした境目があるわけではありませんが、一応目から30cmのところで新聞が読めるかどうかがひとつの目安になるでしょう。読めないようであれば老眼鏡で調節力を補ってやることが必要です。

投稿日:2016年9月3日  カテゴリー:眼の症状