目をかいてはいけない
猛烈なかゆみがある時も、目をかいてはいけません。主な理由は目、特に角膜や網膜に負担をかけるからです。また、目元の皮膚は意外とデリケートにできており、かくことで傷がついてしまうおそれもあります。そして残念なことに、目をかけばかくほどヒスタミンが出て炎症やかゆみがますますひどくなりますので、かゆみを抑えるという意味でもできるだけかくのは我慢しましょう。眼科では、薬局で購入できる抗アレルギー薬の点眼薬よりも効果が高い点眼薬が処方できます。また症状がかなりひどい場合で、適応があれば低濃度ステロイド点眼薬などを処方することもあります。ただしステロイドの点眼薬には眼圧上昇や眼感染症の悪化などの副作用があるため、眼科専門医による厳重な経過観察のもと、極めて短期間だけ使用するのが一般的です。