眼球打撲
※眼球打撲※
目を打ってまぶたが出血して紫色になったり(皮下出血)、白目が出血して赤くなった(結膜化出血)場合、1~2週間で出血や腫れはひきます。また角膜(黒目)の表面に傷が出来た場合でも数日で治ります。目を打って見にくくなった場合、目の中で出血していることが多く、それは目の前の方の茶目(虹彩)で起こることが多いです。このような場合、点眼薬と安静により出血は徐々にひいていきます。目の奥の出血は吸収されるのに時間がかかることがあります。
出血以外によく見られるのは、目の奥の網膜という膜が黄色っぽく見える網膜しんとうがありますが、これは自然に軽快します。しかし、網膜に穴があいたり、網膜が眼底からはがれる網膜剥離の場合、手術を含めた治療が必要となります。
目を打ったとき、腫れや出血でひどく見えても、視力に影響がなく、安静で症状が軽快することもあれば、見た目はそれほど重症のように見えなくても、緊急に手術が必要であったり、視力障害が残る場合もあります。目を打った際には、症状にかかわらず、まずは眼科を受診しましょう。
投稿日:2015年11月15日 カテゴリー:眼の症状