結膜下出血
白目の表面を覆う薄い膜を結膜といいますが、ここの下には細い血管が走っています。血管が破れると、白目の部分が真っ赤に出血する「結膜下出血」が起こります。おもな原因は外傷で、目を強く打ったり、こするなどの刺激を受けた後に起こしやすいものです。
また、ひどい咳やくしゃみでも、細い血管が切れて出血が見られることがあります。高齢になると結膜の血管ももろくなり、冷たい外気に触れた時などに起こすこともあるようです。
いずれにしても視力には影響はありませんし、1~2週間程度で自然に吸収されますから、心配はいりません。
結膜下出血は、充血とは異なります。充血は目が赤く血走って見えますが、実は結膜の血管が膨張して目立っているだけなのです。結膜下出血は一度起こした後、何度も繰り返すことがあります。特に理由がない場合も多いのですが、なかには血液疾患や高血圧などが原因であることもあります。
投稿日:2016年12月26日 カテゴリー:眼の症状