結膜炎とプール
急性結膜炎はどの種類でもプールに入られないのはもちろん、登校してもいけません。特に咽頭結膜炎はプール熱とも呼ばれ、プールで伝染することが多いので注意が必要です。目が赤い急性の時期だけでなく、治ってからも一か月ほどは入ってはいけないことになっています。
濾胞性結膜炎は、充血があまりひどくなければ入ってもかまいませんが、程度の判断は家庭や学校では無理なので、治療を受けている専門医に決めてもらうしかありません。充血がなくて、濾胞だけの、結膜濾胞症は入ってもかまいません。
アレルギー性結膜炎は慢性結膜炎で治療中の人も、専門医の判断に従ってください。とくにアレルギーを抑える点眼薬は、細菌に対する抵抗力を弱めることがあるので、注意しましょう。
プールの後は、水や消毒薬の刺激で誰でも目が充血します。きれいな水で簡単にパチパチしても悪くはありませんが、健康な眼なら何もしなくてもすぐに元に戻ります。充血が治らなかったり、めやにが出たりしたら結膜炎にかかったかもしれませんので、受診しましょう。
投稿日:2017年5月17日 カテゴリー:眼の症状