網膜色素変性症
網膜色素変性症は、眼底に位置する網膜の細胞が、徐々に萎縮して、視力や視野の障害が進行していく難病です。詳しい原因がまだわかってない、有効な治療法はまだ確立されおりません。遺伝による発症が多いのが特徴と言えるでしょう。とくにこの病気の遺伝子を持っている、いとこ同士が結婚した場合には、発症しやすいと言われています。これは、進行性の病気で、網膜の視細胞が侵されていくものです。ほぼ両目に起こるもので、視野がすこしずつ狭くなり、長い経過をたどって視力低下が起こってきます。視力を失うこともありますが、個人差があるため、70歳を過ぎてもちゃんと見えている人もいます。最初の徴候として現れやすい症状が「夜盲」です。夜や暗い場所で、ものが見えにくくなる状態をいいます。
投稿日:2016年8月21日 カテゴリー:眼の症状