色覚異常
色は虹のように赤、橙、黄、緑、藍、紫に分けられ、明るい色か暗い色か、そして鮮やかかどうかを、目に入った光に大脳が反応して見えてきます。光を最初に受け止めるのは網膜であり、この網膜の中に、色に反応する物質があるのだとして、1802年にイギリス人医師ヤングが赤、緑、青の三原色説を仮説しました。色覚異常は赤、緑、青に反応する網膜の錐体細胞のどれかが反応し無くなったり、反応が鈍くなったりしたためではないかと考えられています。赤、青、緑の三色それぞれ色覚異常があるが、赤や、緑の色に生まれつき反応しない人がいて、日本人の場合、男子の約5%、女子の0.2%~0.3%にみられます。