角膜ヘルペス
ヘルペスと呼ばれる病気には、帯状ヘルペスと単純ヘルペスの二種類があります。ヘルペスウィルスに感染すると皮膚や粘膜に病気を起こして眼瞼炎や結膜炎になります。これがいったん治っても、ウィルスは深いところの神経組織の中に潜み、体の抵抗力が衰えたようなときに神経を伝わって表面に出てきて繰り返し病変を作ります。風邪などの後、唇のまわりにかさぶたができるのが代表的な例です。角膜ではゴロゴロして樹の枝のような形の潰瘍を作ります。点眼や軟膏を使ったり、病巣を掻爬したりして治療しますが、中には角膜全体が濁ったり、潰瘍が穿孔したりします。
投稿日:2017年3月5日 カテゴリー:眼の症状