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飛蚊症

明るい所や、白い壁を見るたびに、糸くずや蚊が飛ぶようなものが見える症状を飛蚊症といいます。目の中には硝子体というというドロッとした物質があり、若い人の硝子体は生卵の様にプリンプリンとしていますが、老人の目の硝子体は、古い卵のようにシャビシャビとした水と、ドロッとしたゼリー状のものに分かれます。その理由は、年を取ると硝子体のコラーゲン線維の構造が乱れ、ゼリー状から液状に変化し、かたちを変えて濁りとなって小さく縮まろうとしてしまいます。目の中を通過する光が、この濁りに当たると、網膜というフィルムに影として写り、目の動きと共に揺れ動きます。この姿が蚊が飛んでいるように見えるのです。

硝子体の濁りはほとんどが老化現象ですが、ときには縮んだ硝子体が網膜を強く引っ張って破り、そこから血が出たり、色素細胞が散らばったりするとモヤモヤが強くなります。ひどいときには網膜剥離になることもあります。

気になる症状がありましたら早めに眼科医の受診をおすすめします。

投稿日:2017年9月10日  カテゴリー:眼の症状