VDT症候群(テクノストレス眼症)
パソコンやテレビ、スマホなどが原因かも?
パソコン類のOA機器による、目の不快感を訴える人が増えています。実は、OA機器が目に悪いという医学的根拠はありません。ところが、OA機器を扱う人たちの間に体調不良が目立ち始め、「VDT(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル=画面表示端末)症候群」という症状の定義が出来ました。これは、「テクノストレス眼症」ともいわれ、パソコンやテレビゲーム機などの画面を見る作業によって起こる症状です。「眼精疲労」との関連も高く、同じものとして扱われることもあります。VDT症候群の主な原因には次の3つがあげられます。
・OA機器への不安、緊張
機器類に不慣れな人が作業するために心身疲労を起こす・不適切な環境
・不適切な環境
デスク回りや姿勢、照明などが適切でないための体の不調
・目の酷使による疲労
時間を忘れて休まず画面を見続けることで、目が疲労するもの。
これらの症状は生活にも影響をおよぼします。悪化させる前に専門医へ相談しましょう。
予防と対策
・休憩をこまめにとる
VDT作業で、最初に感じるのはドライアイです。画面を凝視するためにまばたきの回数が減って、目を保護する涙が減少するために起こります。基本的には45分作業したら、15分くらいは目を閉じるなどして、目を休めましょう。
・環境を整える
ドライアイを予防するため、意識してまばたきをしたり、エアコンの風が直接目にかからないように工夫しましょう。椅子には深く座り、本や書類は顔から30cm、モニターとの距離は50cmほど離しましょう。読書やキーボードなどに向かうとき、手元の照明は200~500ルクスで、直接目にはいらないように調整しましょう。
投稿日:2016年10月11日 カテゴリー:眼の症状