コンタクトレンズの汚れによる目のトラブル
※角膜びらん※
黒目の表面の上皮が部分的にとれた状態を「びらん」といいます。角膜潰瘍と違い軽症ですが、この角膜びらんを繰り返す再発性角膜びらんという状態になる人もいます。
※角膜潰瘍※
黒目の上皮がめくれる角膜びらんとは異なり、黒目表面が傷つき、そこから細菌などに感染し、上皮よりその奥の角膜実質にも濁ったり、薄くなったりといった影響が出ている場合を角膜潰瘍といいます。
※アカントアメーバ角膜炎※
汚れたレンズや保存ケースに付着したアメーバが黒目に感染して起こります。コンタクトレンズを正しく清潔に使用していれば感染する可能性は低いですが、いったん感染すると診断・治療は困難です。
※巨大乳頭結膜炎※
レンズの汚れ、主にたんぱく質が抗原となり、結膜(瞼の裏)にぶつぶつした乳頭ができます。角膜と傷つける原因になることもあります。
当院では、コンタクトレンズの正しい取り扱いや処方に力を入れております。お困りの症状などありましたら受診をお勧めいたします。
投稿日:2016年5月29日 カテゴリー:コンタクトレンズ 眼鏡, 眼の症状