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コンタクトレンズの酸素透過性と角膜肥厚

角膜(黒目)は、大気中から酸素を摂取し、細胞分裂などを行う基となるエネルギー物質を前房水から摂取しています。角膜内に取り込まれた前房水は、ポンプ作用にて角膜外へ排出され、角膜内の水分量が一定に保たれています。角膜内の酸素量が低下するとこのポンプ作用が十分に機能せず、結果角膜の厚みが増加してきます。酸素を通す量の多いコンタクトレンズは、裸眼と同じように数時間後に角膜の厚みが元に戻るのに対し、酸素透過性の低いコンタクトレンズでは中々戻りづらくなります。角膜のポンプ作用が正常に戻らなく、目の負担になる事があります。コンタクトレンズは酸素透過性の高いものを選びましょう。

投稿日:2018年11月13日  カテゴリー:コンタクトレンズ 眼鏡, 眼の症状