不同視
左右の屈折状態(近視や遠視の程度)が極端に違うことを不同視といいます。メガネでは左右のレンズの強さがあまり違うと、両目の網膜像に差が生じてしまい、快適にものを見ることが出来ません。数値表で表すと「D(ディオプトリー)」となっている数値を左右のレンズで見比べ、2D以上差があると不同視とされます。この値が大きいほど不同視の程度も重いことになります。
不同視を眼鏡で矯正しようとすると、左右でレンズの厚みが異なってしまうため、レンズを通して見た像の大きさに左右差が生じます。この像の左右差が、不等像視と呼ばれます。
一般的に5%以上の像差が出ると、両眼視に影響がでると言われており、頭痛、眼精疲労や吐き気どを伴うこともあります。
しかしコンタクトレンズで矯正する場合は、レンズが眼に直接乗っているため像の大きさにほとんど影響を与えず、不等像視を引き起こしにくくなります。
コンタクトレンズでは、左右の差が相当大きくても、それぞれに必要な強さのレンズを選んで、矯正することが可能です。何かご心配の点があればぜひ一度ご相談ください。
投稿日:2017年11月3日 カテゴリー:コンタクトレンズ 眼鏡, 眼の症状