眼精疲労
◆調節性眼精疲労
遠視の人が眼鏡をかけないでいると、視力が良くとも、無意識のうちに自分の水晶体を余分に膨らませているために、目に無理な負担がかかり、目が疲れる方の中でも一番多いのが、自分が遠視であることを知らないでいた人です。眼鏡やコンタクトレンズで矯正すれば楽になります。かけ始めは少々ぼんやり見えると感じることもありますが、細かい作業の時から使いはじめるとやがて楽で手放さないようになります。まちがって強すぎる眼鏡をかけている人も、まったく同じ条件になります。老眼鏡をかけずに我慢をしていても同じような症状になります。
◆筋性眼精疲労
隠れた斜位のある人では、両目で見るのに無意識に目を寄せなければならず、眼筋に無理な負担がかかります。程度によって、プリズムの入った眼鏡をかけるか手術でめの位置を直さなければなりません。
◆症候性眼精疲労
結膜炎、角膜炎などの目の病気があると、その症状の一部として眼精疲労がおきます。白内障などでも物が見づらくなるので疲れやすく、また中心暗点を起こす病気も非常に疲れます。特に緑内障の初期に眼精疲労の症状で発見されることがあります。
◆不等像性眼精疲労
左右の目に見えるものの大きさが違うときもつかれます。眼鏡、コンタクトレンズの度が両目で違いすぎる場合、片目だけ白内障の手術をした場合などには、どちらかの目にわざと見えないレンズを入れてしまうこともあり、コンタクトレンズで解決することもあります。
◆神経性眼精疲労
専門医が検査をしても何も見つからず、それでも疲れてしまうときは、患者様の性格や、ときにはうつ病の症状の一つの事もああります。長時間目を使えば疲れるのは当然のことです。
投稿日:2017年3月14日 カテゴリー:コンタクトレンズ 眼鏡, 眼の症状