近視・遠視・乱視の眼鏡
屈折異常の人は裸眼では物が見えにくいため、眼鏡などで矯正することになります。まず、近視の人は網膜の手前で結んでしまう焦点を矯正する必要があります。この場合は凹レンズ(球面)で屈折力を弱め、網膜の上ピントが合うように矯正します。遠視は網膜より後ろで結んでしまう焦点を、凸レンズを使って矯正します。凸レンズは光線をまとめて、屈折力を強くしますので、これで網膜上にピントを合わせることができます。
乱視は屈折力が縦と横で異なるため、円柱レンズという特殊な形状のレンズで矯正します。近視性乱視、遠視性乱視、混合性乱視など種類に合わせて、円柱レンズも凹や凸などを選びます。
老視の眼は、眼の老化現象ともいえるもので、近くを見るときの調節力が衰えることで起こります。老視の眼鏡は近用眼鏡ともいい、手元を見るときに、便利なものです。ところが老化を認めたくないとう心理が災いして、老眼鏡を使わないと、眼を疲れさせ、眼精疲労や頭痛、肩こりの原因になるので注意しましょう。老化はすこしずつ進んでいくので、一般的には一生のうちで約4回ほど眼鏡を作り変える事になります。合わなくなった眼鏡を無理してかけ続ける人もいますが、自分の目の状態に合わせた適切な眼鏡に作り替えましょう。
※眼鏡にも処方箋があります
眼鏡の選び方ですが、眼鏡を作る際に行われる検眼は、本来、眼科で行わなければならないものです。しかし眼鏡店では眼科での処方箋がなくても、店内で検眼している場合もあります。視力の低下は、単なる屈折異常のほか、重大な眼疾患が隠されているということが少なくありません。特に中高年の場合は、白内障や緑内障など目の成人病が心配されますから、眼圧や眼底出血などを調べて目の病気を予防する必要がるのです。
眼鏡店ではそこまでの検査を行うことが出来ないので、重症な眼の病気が隠れているときに見逃してしまう可能性もあります。眼鏡を作る際には、まず先に眼科を受診して詳しい検査を受け、眼鏡の処方箋をもらって、眼鏡転に持っていくようにしましょう。
当院では、日曜日に眼鏡の処方箋を予約制でお書きしております。前日までにご予約ください。
電話 045-311-1514
投稿日:2017年1月16日 カテゴリー:コンタクトレンズ 眼鏡, 眼の症状