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運転と視力

1.視力

普通自動車の免許を取得するのに必要な視力は、左右それぞれ0.3以上かつ両目0.7以上です。これは「静止視力」と言われるものです、自分も見る対象も止まっている状態の時の視力です。しかし、運転中は自分も見る対象も動いています。運転には静止視力だけではなく、動いているものを見る「動体視力」も同時に必要とされます。動体視力が低下すると、距離感覚が不良になります。 車間距離が取りにくく、追突事故を起こす、右折時に対向車が思いがけなく早く近づいた、車線変更が難しいなど、日常的に運転に支障をきたす原因となります。

2.視野

人が目と頭を動かさずに見ることのできる範囲のことを「視野」といいます。人間の視野は片目で約160度ぐらい、両目で200度ぐらいです。運転中は遠くを注意して見るため、周りの物が見えにくく、視野は狭くなります。また、車の速度が早ければ早いほど視野が狭くなります。

3.明順応、暗順応

・明順応

明順応とは、暗いところから急に明るいところに出ると最初はまぶしいが、時間が経つにつれて目が明るさに順応してくるという反応です。トンネルを出た時に明順応が起こります。

・暗順応

「暗順応」とは明順応と反対に、明るいところから暗いところに出た時に、目が暗さに慣れてくるという反応です。暗順応の方が明順応よりも時間がかかります。

 

 

投稿日:2022年4月11日  カテゴリー:眼の症状